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お菓子との付き合い方提案


栄養についての提案


健康の三大要素

  1. 運動

  2. 栄養

  3. 休養

一度は聞いたことがあると思います。今回はこのうちの2.栄養の話。というか当院からの提案。


栄養は心身の健康、日々の豊かさにとって大変重要です。しかし身近すぎるため、無意識かつ緩やかにカラダが蝕まれている方が多く見られます。「無意識」と「緩やか」という体感しづらい2つが組み合わさっているので栄養が大切とは頭では思いつつもついついお菓子をつまんでしまう。よくあることです。

今回はその「お菓子」を巡る話。まずは「グルテンフリー」についてお話しします。


「グルテンフリー」とは?


「グルテンフリー」はおそらく皆さんご存知かと思います。特に当院のブログやnoteを読んでいただいているということは多少なりともご自身の健康に興味があるということでもあるので。このグルテンフリー、割と一般的な用語として浸透してきた印象があります。

グルテンフリーについて簡単に説明しておくとグルテンは小麦に含まれるグルテニンとグリアジンという2種類のたんぱく質が絡み合ってできたもの。パンのもちもちの正体はグルテンです。

そして「フリー」は「自由」。自由=グルテンをたくさん入れることは自由!ビバもちもち!という意味ではありません。その逆です。グルテンなし、ということ。

つまり、グルテンフリーとは「グルテンを含まない」食品であることを指します。

グルテンを含むのは「小麦」なのですなわち「小麦を使っていない」食品と同義と思ってください。


なぜグルテンフリーにするのか


先に答えを言います。グルテンは腸へダメージを与えるから。腸のダメージは脳含め全身へのダメージ・炎症の大元となりカラダの健康を害するから。


とてもシンプルです。

とは言ってもほとんどの方にそのダメージは目にみえる形で現れません。(栄養のここが厄介なところ)

グルテンによる主な不調は以下のもの

  • 日常のダルさや眠気

  • ぼーっとする

  • 集中できないなど非効率な生活行動

  • 下痢・便秘

  • 肌荒れ

  • 生理不順

  • アレルギー

  • 慢性疲労

  • シワやたるみ

  • 精神的にイライラ


これらのような「日常のちょっとした不調」が起きます。巷では原因がよくわからない不調(不定愁訴、ふていしゅうそ)が現代人病のようになってますが実はグルテンの影響が大きいです。意識していてもいつの間にか小麦を口にしちゃってるので。食品の成分表示をよく見ると小麦由来の原材料はほとんどに添加されています。


快楽と健康のバランス


グルテンが様々な問題を引き起こす。それでもなぜ人はグルテンを欲するのか?それはその場の「美味しい!」という快楽があるからです。


この快楽の正体はドーパミン。快楽ホルモンと呼ばれています。このホルモンはグルテンを含む小麦以外の糖質の摂取でも分泌されます。過剰でなければまだ良いんですが丼ものでご飯大盛りは食べ過ぎ。ドーパミンどっぱどぱ。その際、血糖値も爆上げ&爆下げのグルコーススパイクが起きるので性格も躁鬱気味になります。(自律神経への刺激がめちゃくちゃになるので)食後気分のムラやテンションの上がり下がりが激しい方はおそらく血糖値のジェットコースターに乗っている状態になっています。特に10歳以下の子どもは影響を受けやすいです。(その結果発達障害と診断されてしまうことも・・)

加えてグルテンにはグルテオモルフィンというモルヒネに似た成分も含まれているので中毒性が高い。モルヒネって麻薬ですからね。


現代人の場合は基本が「グルテン過剰」。いわゆる「普通の生活」を送っていても知らずとグルテンまみれになります。


しかし、人間はよくできているものである程度の毒は許容できます。たまの快楽も人生には必要。少量であればある程度健康は保てる。少しだけですがまだ救いがありますね。


「カゼインフリー」とは


グルテンの他にカゼインフリーという言葉もあります。カゼインとは乳製品に含まれる「乳タンパク」のこと。このカゼインもグルテン同様に色々悪さします。カゼインにもカゾモルフィンというモルヒネに似た物質が含まれています。これも同じく中毒性があります。


そのため、食品によっては「カゼインフリー」と記載されている食品もあります。グルテンフリーよりかは認知度は低めですが知っておくと良いですね。


「シュガーフリー」??


最後にシュガー(糖質)。シュガー(sugar)と聞くと「砂糖」を思い浮かべると思いますが糖質のことを指します。一般的にはローカーボ(低炭水化物)ダイエットといった用語で聞いたことがあるかと。

ここも一応説明します。


炭水化物=糖質+食物繊維


です。そのため正式にはローカーボダイエットは炭水化物全部を減らすことを指します。ですが食物繊維は多くの場合、健康増進に寄与するのであまり減らすべきではありません。SIBO(小腸内細菌増殖症)の時などは要注意ですが。


減らすべきは糖質、シュガーの方です。

シュガーもグルテンやカゼインと同じように体調不良の根底をなします。しかしシュガーが含まれているものは米、パン、麺類などいわゆる主食です。そのためシュガーフリーはグルテン・カゼイン以上に難しい。

糖質の問題点を書くとなんと言っても「血糖値の乱れ」。そして内分泌系への過剰刺激、からの炎症誘発。端的にいうと酸化・糖化・老化が進みます。


関連する疾患


過剰な糖質摂取に関連する疾患は以下のもの。


  • アルツハイマー型認知症

  • 糖尿病

  • 生理不順

  • 月経困難症

  • 脂質異常症

  • 高血圧

  • ADHD、LD

  • がん

  • アレルギー

  • アトピー性皮膚炎


・・・・もう書くのがめんどくさくなりました。要は全部です(笑)

ほとんどの疾患や病気(と呼ばれる生活習慣病)の根底に関係していると思ってください。


オールフリーがベストか?


ここまでの話をまとめて単純な正論を言うと「グルテン・カゼイン・シュガー」オールフリーがベストな選択、となります。※少量の糖質は必要です。特に成長期の子ども。


グルテン・カゼイン・シュガーのオールフリー。確かに栄養面だけを見ればカラダの調子は良くなります。

しかし、それができるか否かは別問題。オールフリーの生活はお米、パン、麺、乳製品、小麦製品を食べずに生活をするということです。死ぬまで。


しかしこれはよほど確固たる目標がないと難しい。例えば持病がありオールフリーにしないと死んでしまうといった理由。


実際のところオールフリーは調子が良くなる体感があります。実体験してますが確かに調子が良い。

しかし、不調が「秒で治る」なんてことはありません。一定期間継続した結果、いつの間にか改善している、という治り方をします。


治るまでの目安と結果の保証がない。これが特に多くの方が挫折する理由です。

武道の修行みたいな感じなんですね。師匠から言われたことをとにかくやり続けていたらいつの間にか強くなっていたとかいうあれ。途中で「本当にこれ効果あるのかよ?」と疑いたくなるもんなんです。人間。

結果が先に提示されて、その道筋(費用や時間)が定まっていてとにかく効率を求める現代人にウケが悪い仕組みなんですよ。それだから栄養が疎かになりがちでもある。みんな効率厨。


また、オールフリーの実践が難しい理由に「社交性」の損失があります。

オールフリーになると外食するとしてもお店が限られますし、コンビニのお菓子なんてもってのほか。知人友人たちとご飯を食べに行っても食べられるものが少ないので食を通じた社交の機会が失われます。


大人であればまだ良いんです。自分は健康に気をつけて常にベストコンディションで仕事バリバリやりたいからあえて食べないようにしている、とハッキリいうことができるので。


問題は子どもの場合です。まだ心身ともに未成熟である子どもの場合、やはり友達と同じものを食べる、という経験はとても大事。お友達の家に遊びに行って自分だけ持参した別のオールフリーの食べ物を食べる。それは身体の健康は得られても「精神」や「社会的」健康を著しく失います。心身の成長期に食による健康の押し付けだけをするとロクな大人になりませんよ(笑)

社交の機会損失は将来的なコミュニケーション能力の低下につながります。知識の乏しい食事療法オタク(半分宗教じみているのは要注意)の保護者を持つ子どもは大変です。周りがハンバーガーとポテト食べている中野菜スティックだけポリポリ。もう、完全にヤバいですよね(笑)

なのでオールフリーはよほど切羽詰まった状況じゃない限り精神の健康を損ねますので正しい専門家の意見を聞くとことから始めると良いかと。(僕もある程度はお話しできます)


当院の「お菓子」との付き合い方提案


長々と書きましたがここから本題。


グルテン・カゼイン・シュガーの中で最低限必要と考えているのがシュガー。適度な糖質は健康維持や子どもの成長に必要です。また、糖質の摂取による快楽、気分の高揚、瞬間的な集中力の上昇、家族や友人との団欒は人生全体においての健康と豊かさという意味合いで非常に重要です。栄養が健康の全てではないと断言します。


健康は最初に書いた3大要素だけで成り立つものではなく、人間関係や自然環境など多くの要素が総合的に重なり合って維持促進されます。


そこで当院からお菓子との付き合い方の1つの提案をしたいと思います。

それはMy Home『きな粉クッキー』を店頭で販売するということ。




製造は同じ高尾エリアのカフェ「My Home // Coffee, Bakes, Beer」。公私ともどもお世話になっているお店です。


なぜMy Homeのクッキーなのか


①素材


まず原材料。

  • 国産米粉

  • 国産大豆粉

  • 国産甜菜糖

  • 国産片栗粉

  • 米油

  • 有機豆乳

  • アルミフリーベーキングパウダー

  • 天日塩

もともとMy Home店舗ではグルテンフリーを標榜していますが、実はカゼインフリーでもあります。

先に書いた3つのうち2つ(グルテン・カゼイン)をクリアしています。そのため、通常市販されているクッキーよりも心身にとってベターです。


②味


食べるにあたり大事なのが「味」。カラダに良いと言われてもまずいものは食べたくありませんよね。で、このクッキー、素朴で美味しいんですよ。もちろん原材料的に生クリームのようなガツンとパンチの効いた甘さはありません。(この「ガツン」はドーパミンと高血糖によるもの)

パンチの効いた甘さは血糖値の乱れを誘発します。しかし、このクッキーは適度な硬さがあり咀嚼回数が増える&甜菜糖由来の甘さにより少量で満足感と緩やかな血糖値上昇が期待できます。これもベター。


③日持ち・コミュニケーションツール


焼き菓子なので日持ちする。1日1枚と味わうことができる。10枚前後入っているので家族や友人で分けることができるので管理やコミュニケーションツールとしてもベター。

④地域性と社会的健康


作り手の見えるものを食べること。地域のお店のものを食べること。食べるならなるべく知っている人が作る美味しいものを食べること。栄養を飛び越えて「人間関係」までつなげるとこれもまた1つの社会的健康なんです。行きつけの店、ってなんか安心しますよね。


念のために書いておくと山本自身「地元愛!LOVE八王子!地元のものしか買わない!食べない!」みたいな人間ではありません。同じエリアの方であっても仕事も人間性もテキトーで美味しくないお店には鐚一文出しません。

 

そんなわけでMy Homeのクッキーがカラダに与える影響も味も地域性も全てひっくるめて「ベター」なので販売をさせてもらうことになりました。

あえて「ベスト」とは言いません。ベストはそもそもお菓子を食べないことです。


しかしベストを目指しすぎると心身を消耗します。それがストレスとなると本末転倒です。

お酒もお菓子も適量嗜むのはいいじゃないか。たまに羽目を外すことも愛嬌というものです。完璧すぎる人間よりちょっとゆるさがある人の方が付き合っていて心地よい。そんな感じです。


ベストではなくベターなお菓子との付き合うこと。そこから栄養と健康について少し考えてみて欲しいと思います。


よろしくお願いします。


※店頭販売のみ

※価格は店頭にてご確認ください。

※不定期入荷となります。売り切れ時はご了承ください。




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