昔、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーに住んでいた時は暇さえあればトレイルに走りに行ってました。(大抵暇だった)
都市が近いのもありほとんどは整備がしっかりされているトレイルで道標もあります。
で、その道標によく書いてあるのが “own risk” という言葉。 “risk”はリスク、危険という意味。それはわかる。でも “own" ってなんだ? 英語力の乏しい僕は後々調べると
Own...自分自身の、自分でする、人の助けを借りない、所有する、認める
と言った意味だとわかった。つまり日本語で言うところの『自己責任』。
山や自然のフィールドで遊ぶ時には危険がつきもの。なので怪我や事故は自己責任、しっかり準備していこうね。なんてのは普通に知っていましたがたった2語、7文字で表現された言葉が何故かずっと心に残っています。
2年ほど前から高尾オーダーメイドツアーという子どもでも参加できるようなライトなアウトドアガイドをしています、それより以前はグループトレイルランニングイベントをしていました(最近はたまにやるくらい)。どちらも初めて山登りをする、トレイルランニングをする方向けのことが多いです。しかし、伝えたいことの1つに own risk。自分の身は自分で守ること。何が起きても自分の責任であること。
もちろん、安全管理は最大限してご案内していますがそれでも自然の中では何が起きるかわかりません。ずっと付きっきりなんてできません。だからこそ安全管理の資料を何度も修正したり、事前の連絡やリスクについての講座を行ったりしています。(講座は最近あまりできていない)
自分で危険を避けるために情報や経験が欲しいならいくらでも提供しますが、そもそも知ろうとしない方には何もできません。知ることを放棄し、リスクを背負おうとしない方は自然のフィールドに出向くことはオススメしません。キツイ言い方ですがそうしないと死んでしまいます(マジで)。
で、このアウトドアマンっぽい言葉を日常生活に置き換えます。
『生活習慣の改善を放棄したら健康になれるわけがない。』こんな感じの置き換え。
アウトドアも健康も同じです。正しい知識と習慣を身につけて行動すれば山も楽しめるし、健康にもなれる。どちらもそれ相応の努力が必要。楽して得られるなら医療費が爆上がりしてないはず。
結局、言ってることは同じです。努力なしでは心身の健康も綺麗な景色や満足感も得られません。
クライアントにはそうなってはほしくないので施術と並行してアウトドアガイドを生業としています。
アウトドアで楽しく努力を。
“Play at your own risk for your health promotion.”
そんな感じです。
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