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運動の「第0段階」としてのサウナ



誰でも疲れるのが当たり前

人は疲れます。必ず疲れます。


「疲れ」にも様々な種類があります。過度な運動による身体的疲労もあれば、デスクワークなど知的作業による脳疲労、人間関係などによる精神的疲労など。

現代人の大概は「脳疲労」です。脳疲労は知的作業だけでなく食事の乱れからも起こります。食生活が乱れると腸に負担をかけます。腸内環境の悪化です。

その腸は迷走神経(第10脳神経)で脳や多くの内臓とつながります。

そのため、腸の不調は脳の不調、つまり脳疲労となります。これを『脳腸相関』と呼びます。


食生活の乱れ、と言ってもどれだけ規則正しい食事をしていても現代人の食事から食品添加物を抜くことは至難の業。食品添加物もまた脳疲労に関連します。(今回は割愛)

どれだけ節制しても、身体を鍛えていても疲れはするんですね。大事なのはそのリカバリー、回復力です。疲れない身体を作るのも大事ですが、疲れた時に迅速に回復できる身体と行動も大事。


どうしてもやる気が出ない時のサウナ


クライアントを健康に導くことを生業とする僕も人間なので疲れます。

栄養をしっかりと摂り、よく眠り、適度に身体を動かすことでリカバリーを早めることをしても瞬時に疲労回復することはありません。

というか極限まで疲れていると身体を動かす気にもなりません。これ、抗ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌で説明できます。(これも割愛)


というのも9, 10月はありがたいことに忙しく過ごしていたのもあり結構疲労が溜まり、まさに運動したくないくらいに陥りました。

Everyday Healthy!!なイメージを持たれることが多いですが、僕も人間です。当然疲れている時もありますし、身体を動かす気力すら出ないこともあります。頭では運動した方が回復するとわかっていても、です。

そんな時はスパッと諦めてやれることをするのが心にも優しい。その手段として『サウナ』をオススメします。これ、当院のクライアントにもオススメしています。

サウナの効能

運動は体に良いのは誰でも知っています。ですが自ら身体を動かすのって疲労困憊(=コルチゾールの分泌が乱れている)の方や運動習慣がない方からするとハードルが高いんですね。


そんな時にサウナです。

目的は体温上昇、心拍数上昇、発汗によるデトックスなどです。


熱いサウナ室に入ると体温が上がります。体温の低下は免疫力の低下にもつながるので一時的にでも体温を上げることは健康維持にとても大切。ちなみに平常時の体温が1℃下がると免疫力が30%落ちるという研究結果も出てるようです。平均体温35℃台の方はご注意を。冷えは万病も元です。


体温上昇に合わせて心拍数も上がります。心拍数の増加は血管壁の強化や新陳代謝を促し、細胞への栄養供給を高めます。とてもシンプルなんですが心拍数(脈拍でも良い)を基準に健康管理するのもありですね。


サウナに入ると汗をかきますね。サウナで汗をかかないのであればだいぶヤバいです。汗腺が開いていない、ないしは発汗の調整がうまくいっていない=自律神経の乱れ、になっているので熱が体内で篭ります。また、一部の有害重金属や老廃物は汗からしか出ないものもあります。汗をかくことは日々を健やかに過ごすためにも必要です。


部屋の家具を高価でハイセンスなものにしてもゴミが散乱していては汚部屋にしかなりません。根本は同じです。


運動の「第0段階」としてのサウナ


どうしても自分で身体を動かす気になれない、そんな時はサウナ。

サウナ室に入るだけで体温が上がって汗をかきます。

人間、体温や心拍数上昇とやる気は相関関係にあります。


運動においてもやる気があるから運動するのではなく、運動していると体温上昇などがあってアドレナリンなど興奮性ホルモン分泌増えてやる気が出る。これが正しい流れです。


それでもやっぱりやる気が出ない時は運動の「第0段階」(と言い訳して)サウナに入るのが良いかと思います。


バシッとサウナ室に飛び込み、ピシッと水風呂に入り、ゆるっと外気浴。


帰ることには深部体温が上がって「よし、今日も頑張るか」となります。


あ、今日も、と書いたのは僕がサウナに行くのが朝8時だからです。よく行くのは高尾山口駅すぐの極楽湯。露天風呂の座り湯に座ると東高尾山陵から昇る朝日に照らされるあの感覚が好きです。

京王高尾山温泉極楽湯によく行きます

仕事終わりの夜に行くのも良いですが、朝に活動できる(サウナへ行ける)なら朝がオススメです。


朝型のライフスタイルがこれからのトレンドになると思いますよ。気分も身体にも良いですから。

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