またトレイルランニングの話。なんですが栄養の話も出てきますのでアウトドアマンでない方もぜひご一読を。
前回の記事で毎月大体50kmのトレイルランニングをしていると書きました。
運動でもあり人生のちょっとしたスパイス(適度なメリハリは人生を豊かにする)でもある行為なんですが実験の場でもあります。
ここ最近では「栄養」の実験を兼ねることが多い。
有酸素運動における栄養
有酸素運動はマラソンやトレイルランニング、ロードバイク、水泳といった長時間同一動作を繰り返すような運動。呼吸によって酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すことを延々と続けます。
なぜ呼吸をして酸素を取り込むのか?それはエネルギーの代謝に必要だから。
短距離走のように10秒そこらで終わるような動作であれば無呼吸でもエネルギーを得て筋力として発揮できます。実際に100m走の選手は息を止めて走り切ります。
しかし、フルマラソンのように世界記録でも2時間かかるようなスポーツ(運動様式)となると別のエネルギー供給方法が必要。それが呼吸による酸素摂取。
じゃあ酸素だけあれば良いのか?というとそうではない。
酸素はあくまでエネルギーを得るための一材料なだけであってそれだけで完結するわけではない。イチゴのショートケーキはイチゴだけあっても完成しないし、生クリームのケーキだけがあっても完成しません。すべての具材が揃うことでイチゴのショートケーキができあがります。
じゃあ酸素以外に必要なものとは?それが栄養。 ※実際には他にも色々ありますが今回のテーマと違うので割愛
スポーツジェルだけ摂れば良いのか?
よくマラソンランナーが走りながら飲んでるジェル。一般的にはウィダー inゼリーなんかが知られているかと。あれの主な成分は糖質。端的にいうと即効性のある栄養源。
しかし正確には糖質「だけ」を摂っても身体を動かすエネルギーにはなりません。
糖質をエネルギーに変換するには紆余曲折の化学反応があって晴れて身体を動かす燃料となります。
糖質をエネルギーに変換するために必要なもの。それがサプリメントで補う『ビタミン&ミネラル』です。
イラストではビタミンB群のみ記載されていますがその他ビタミン&ミネラルも必要です。
ビタミンB群がエネルギー代謝にかなり重要。
で、山の中を12時間とか走り続けるとそれなりに体内の栄養素が全て消耗していくんですが糖質だけを摂ってもエネルギーにするのに必要なビタミンB群が足りていないとどうなるか?
極端ですが糖質が代謝されないのでエネルギーが得られない=走れなくなる
走れなくなるのもありますし、消化吸収がスムーズにできないので胃腸内での滞留時間が長くなり気持ち悪くなります。
元々の有酸素能力や筋力を維持するためにメインのエネルギー源である糖質・タンパク質・脂質の摂取は当然ですが、それを正しく代謝するためにビタミン&ミネラルを摂取しています。
より効率的に楽に走りたいですからね。なんなら日常生活にも関係します。(これも長くなるのでここでは割愛)
最後にこの時に摂取した栄養素の種類と目的を書きます。
摂取したサプリメントとその狙い
ビタミンB群・・・栄養の代謝促進、エネルギー確保
ビタミンC・・・鉄の利用増加、抗酸化によるダメージ軽減
ビタミンE・・・抗酸化
マグネシウム・・・体内の水分保持、足攣り防止
アミノ酸(BCAAなど)・・・エネルギー確保、消化酵素の消耗軽減、筋肉量低下防止
トレイルランニングの最中と終了後にかなり摂りました。そのおかげか翌日のダメージも少なく調子が良かったです。
これが100km、100マイルとなった時にどうなるかはそのうち実験します。
どうぞご参考まで。
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