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敢えて非効率なことをする豊かさ


この記事は21年2月にnoteへ投稿した記事を編集・転載したものです。

元記事はこちら

 

最近、主な生業である身体(運動器)についてよりも精神的なことを書くことが多い。(「豊かさ」なんて何度も出てくる)


それくらい心身の健康には運動器以外の影響が大きいと言うことです。これは間違いない。しかし、運動器への介入が一番わかりやすい(筋トレして身体がデカくなったらわかるよね。)あと、体重体脂肪も数値で出るから目安が立てやすい。

なので生活の豊かさを求める第一段階(スタート)で運動をオススメしている次第です。誰でもできるしさほど費用もかかりませんから。費用対効果がめちゃくちゃいいです、運動。


さて、非効率について。 最近、割と充実した生活を送ってはいるんですがプチ天邪鬼的性格が故に退屈だと感じることも少々あります。(おかげ様で楽しく過ごしています。ありがとうございます。)

どうもちょっとした逆境が好きらしいです。

生粋なのか後天的要素なのかはよくわかりませんがM気質ではあるようです。

そのため、側からみて充実してそうな時こそ物足りないと思いつつも行動に移せないどうしようもない時があり、さてどうしたものかと珈琲を淹れようとしたその刹那。

「そうだ、裏山で飲もう」

自宅(当院)から徒歩500mで裏山の入り口。ドアto山頂で1kmという程よい場所にお気に入りの山があります。

せっかくなのでハンドコーヒーミルに豆を入れて、水をいれたボトルと折り畳みドリッパーなどハイキング時の珈琲用品をまとめてカバンにいれて歩いて行きました。

20分もあれば山頂についてしまう小さな山。

そこで敢えてガス缶を使わず固形燃料で湯を沸かし、手動で豆を挽き、飲む。わざわざ。 火をつけるもライターを使わず、マッチを使用。湿っていて何本かダメにしましたが何とか着火成功。

後は火を無駄にしないように風防で囲ったり、燃料を調整したりと色々忙しい。「蒸らし」なんてやるにも粉が風で飛ばされないように気をつけないといけない。(片手はドリッパーに添える)


自宅で珈琲を飲むなら電動ミルで豆を挽き、電気ケトルで湯を沸かし、風の心配も無く優雅にハンドドリップができます。


しかし、あーでもないこーでもないと非効率な現実に対してどう対処するのか?を考えながら何とか珈琲を淹れると


『お、美味しい』(主観)


本当なら自宅で正しく温度管理・淹れ方をした方が美味しいはずなのですが、味覚なんて感覚のごく一部なので色々試行錯誤したその「過程」を挟んだという事実がより美味しくさせるのかと思います。富士山もエスカレーターで行けたら登頂の醍醐味がないですよね。


毎日とは言いませんが、たまには敢えて非効率なことをやってみて頭とカラダをフル回転させるとリフレッシュしますよ、というお話でした。


主観で美味しい(楽しい)のがまず第一。 自己満足って豊かさに繋がります。 流石にあまりに間違っていることなら指摘しますけど。

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